歌舞伎役者・坂東彦三郎|文楽と彦三郎さんの性格と家族調べ【芸能きわみ堂】

番組
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12/8に【芸能きわみ堂】に歌舞伎役者の坂東彦三郎さんがゲスト出演されます。
昨年、息子さん(6代目坂東亀三郎)と共に9代目坂東彦三郎を襲名されました。
坂東彦三郎さんはどんな方でしょうか?
家族についても調べてみました。

俳優の俳優による俳優とファンのための大人気の古典芸能のファンイベント「俳優祭」が7年ぶりに開催されました。
今年は、文楽でもファン感謝イベント「文楽祭」が行われました!

千代田区隼町の最高裁判所の裏にある国立劇場は、老朽化の為再整備となる為、最終公演に合わせて開催されました。

歌舞伎は日々テレビに歌舞伎俳優さんがドラマやバラエティで出演されているので身近なイメージがありますよね。

これって、歌舞伎界のマーケティングでもあるんです。
ハンサムな歌舞伎役者が日々バラエティやドラマで目に触れることで、ファン化して歌舞伎の舞台を見て見たくなる!っというコマーシャル。

しかし、文楽はそうはいきません。
なんせ役者は黒子ですから!
操り人形のような、人は隠れてはおらず、大きな人形を男子が操作しながら、舞台に登場しますが、操作している人は黒子でしかありません。

文楽の舞台を鑑賞したことがありますか?
文楽を説明できる人はどれほどいらっしゃるでしょうか。

ここでは文楽についてと、昨年息子さんと共に新たな名前を襲名された坂東彦三郎さんについて調べました。

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文楽って何?

歌舞伎は、役者さんたちの顔がテレビで見ない日はありませんが、文楽は人形遣いなので、人形にファンがいる方が多いのではないでしょうか。

たぶん一番人気は天角地眼一黒直頭耳小歯違(てんかくじがんいちこくろくとうにしょうはちごふ)と絶賛されるイケメン過ぎる黒牛だと思います。

文楽座ホームページより

”天角地眼一黒直頭耳小歯違”というのは牛のほめ方だそうです。
【天角:てんかく】牛の角が天を向いている。
【地眼:ちがん】眼はいつも地を睨んでいる。
【一黒:いっこく】牛の身体の色が黒一色である。
【鹿頭:とくとう】頭が鹿の頭に似ている。
【耳小:じしょう】耳が小振りでスッとしている。
【歯違う:はちごう】歯が食い違っている。

歯の食い違いがなぜいいか?は不明なんですが、これ落語『牛ほめ』の中に出てくる一節なんです。

これが、この黒牛の人形に比喩されてるのです。

動物は白目を見せてはならない(敵に狙われるから)と言いますが、牛は逃げる必要もないからか、白目の見える牛をよく見ます。が、意志や感情が感じられて可愛く見えてしまいますね。

「人形浄瑠璃」と「文楽」何が違う?

「人形浄瑠璃」と「文楽」は同じものを指します。

人形浄瑠璃文楽は、日本を代表する伝統芸能の一つです。

なんとユネスコ文化遺産に登録されています。

太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術です。
江戸時代初期に、古くはあやつり人形、そののち人形浄瑠璃と呼ばれています。
竹本義太夫の義太夫節と近松門左衛門の作品により、人形浄瑠璃は大人気を得て全盛期を迎え、竹本座が創設。
この後、豊竹座をはじめいくつかの人形浄瑠璃座が盛衰を繰り返し、幕末、淡路の植村文楽軒が大阪ではじめた一座が最も有力で中心的な存在となり、やがて「文楽」が人形浄瑠璃の代名詞となっているのです。

太夫・三味線・かしら で成り立つ

太夫と三味線は、対等な立場で競演しながら、義太夫節を組み立てていきます。
どちらが指揮するわけでもなく、お互いの意気が合うことが大切で、緊迫した呼吸の積み重ねで進められていきます。

ジャズのピアノとサックスやバスの混合演奏みたいな感じかしら

太夫は舞台で本を読み上げます。
舞台でシナリオ持って読み上げるって文楽だけではないかしら。

使用するのは段ごとの本です。
原則としてその持ち場を語る太夫が自分で書くか、筆写の専門家が書いたものをつ使ってらっしゃいます。
また、師匠から弟子に受け継がれる場合もあるそうです。
太夫にとって最も大切なものですね。

『床本』文化デジタルライブラリーより

太夫は、自らの声の工夫と、隣で演奏される三味線とだけで、物語が進みます。
江戸時代に大阪で作られた「義太夫節」はその代表的なものです。

義太夫節の語りは、
人物のセリフとなる「詞(ことば)」
情景を描写する「地合(じあい)」
三味線とともに歌うような「節(ふし)」

などから成り立っています。

戯曲と語り方を筆で書き写したものを「床本」と呼びます。
太夫は、語る前に、床本を目の高さに掲げます。
それは、先人から伝えられた言葉と語りの技への、深い敬意の現れなのです。

1ページ五行で書かれていて、一見お経のように見えます。

声が頼りなので、数段(場面)によって、太夫が変更して行きます。
長い間喋り続けは大変ですよね。
特に、年配の方が多いので途中で声が枯れてきたりしたのを聞いたことがあります。

代表的なかしらには、「文七」「源太」「娘」「老女方(ふけおやま)」などがあり、基本同じ顔をしています。
役柄にあわせて、髪型が変えられ、顔もその都度塗り替えられて、同じかしらでも役柄の性格、境遇などで表情が変わって見えます。

能の女の面も上を向くと笑って見え、下を向くと泣いているように見えるという使い分けをします。
怒りはこわ〜い鬼の面が用意されていますが💦

前述の牛は単独「牛」です!

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坂東彦三郎さん 

経歴

坂東 彦三郎
【代数】九代
【屋号】音羽屋
【家紋】鶴の丸・結び八重片喰・九字菱直違
【生年月日】昭和51年6月29日
【血液型】O型

祖父・十七代目市村羽左衛門から「お前は孫じゃない」と叱られながら芝居の行儀、品を厳しく仕込まれ、父・坂東楽善から恵まれた容姿、口跡の良さを譲り受けた。

歌舞伎俳優座名鑑より

歌舞伎役者の男子として生を受けた子は、逃げられない世界ですね。

お相撲の世界もですが、お稽古が始まると途端に祖父や父が教師となり、大抵の場合厳しい。
言葉もまだ辿々しい年齢でも、TPOをわきまえた振る舞いを習い、甘えることは許されない印象です。

だから、お稽古が終わったら、ママがめちゃくちゃ可愛がる役割になっているのでしょうか。

子役時代に御曹司揃いの『白浪五人男』で演じた南郷力丸で天分を発揮されたそうです。
10代は一念発起して英国の高校に留学。
教師の求めで学校で踊りを披露したり、老人ホームのボランティア活動をする等、見聞を広げた。

舞台復帰した20代では、『毛抜』の小野春風で若衆の気品を見せた。
「海外経験を活かして古典を守る」という強い信念をもたれたようです。

どこか、スタイリッシュなのは思春期に海外生活をされたからかもしれません。

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家族

家族は奥様と息子さん。

息子さんは亀三郎を名乗っています。

坂東 亀三郎
【代数】六代
【屋号】音羽屋
【家紋】鶴の丸・結び八重片喰
【生年月日】平成25年2月5日

そして

黒いオーストラリアンラブラドウードルという種類の中型犬。
ラブラドールレトリーバーとプードルのミックスで、プードルの特性があって、抜け毛がとても少ないとか!

犬アレルギーでも唯一飼えるワンちゃんのようです。

坂東彦三郎さんのブログには、ワンちゃんの散歩と息子さんとの日々が書かれています。


下手糞でも熱中出来る事や悔しい気持ちを持つ事が重要。
僕は見守り、声に寄り添い、少しの助言と、道が外れる前に正すだけ。

Amebaブログ『ヒコり意。』より抜粋

お子さんの野球のバッティングセンターでの一場面を語っているのですが、温かい目でまだ小さな息子さんを見ている息子さんをこよなく愛す様子が垣間見られます。

37歳と少し遅い(男性には関係ないのか?)お子さんなので可愛くて仕方ない様子ですね。

奥様の情報はなく、梨園の女たちをよく取り上げる婦人雑誌に襲名の時のお着物の後ろ姿で掲載されてますが、詳細は分かりません。

舞台を観に行った時に、開場時に艶やかに勢揃いされる奥様たちの中から探して見ましょう。

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まとめ

文楽の開催場所である国立劇場が新しくなるのが楽しみですね。

そして坂東彦三郎さんの今後のご活躍を楽しみに、歌舞伎座にまたお邪魔します!

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