少数民族と触れ合い、少数民族の生活に溶け込み、同じものを食べるのですぐに受け入れられる。
そのおかげで、彼女にしか見せない姿や様子を撮らせてくれるらしい。
赤道直下の明るい光の中で撮影されたその写真はとてもインパクト強く、力強く語りかけてくる物があります。
ヨシダナギさんとはどんな人?を調べました。
ヨシダナギの生い立ちとは。
「ヨシダナギ」はアーティスト名で、本名は明らかになっていません。
1986年(昭和61年)7月6日 生まれ。
写真家。
東京都出身。
主にアフリカをはじめとする世界の少数民族や先住民を撮影。
2019年からはドラァグクイーンの撮影を行うなど、被写体の幅を広げた活動をする。
5歳の頃、テレビでマサイ族を見て、
ヤリを持って飛び跳ねる姿が強烈な印象をもち
「いつか自分もマサイ族になりたい、なれる」
と信じていたが、10歳の頃に日本人だという現実を両親から突き付けられて挫折を経験。
子供らしい可愛い発想ですが、気づくまでが遅かった?🤭
10歳に千葉県へ引っ越し後から学校でいじめに遭い、中学2年生時に不登校のまま卒業。
不登校の間、インターネットを通じて物語の創作活動を始める。
プロフィール写真が芸能事務所の目に留まり、芸能活動を始める。
しかし、芸能活動は自分は向いていないと考え引退し、その後はイラスト制作や写真撮影が主な活動となる。
その時期に母親から仕事の手伝いを頼まれ、初の海外となるフィリピンへ。
フィリピンで撮影した子供達の写真をブログに載せた所、好評だった事をきっかけに東南アジアを回り始める。
だが自分が思う程の驚きが無かったため、憧れだったアフリカに向かう事を決める。
2012年カメルーンの山岳地帯に暮らすコマ族の撮影。
この時に初めて少数民族と同じ格好になって撮影を行った。
打ち解けるためにコマ族の女性と同じ上半身は裸、下半身は葉っぱの格好になり、女性達からは歌と歓喜の舞で歓迎された。
長老からも気に入られ、「5番目の妻としたい」とプロポーズされたそう。
この時26歳ですよね。
自分を可愛く綺麗に見せようとしたり、自分をまだまだ捨てられない世代だと思いますが、コマ族の女性と同じスタイルで接したとはすごい女性ですね。
映画『プリシラ』がドラァグクイーンを知るきっかけだったそうです。
テレビ出演以降から「少数民族以外の作品も観たい」と撮影オファーが多くなっていたが、「少数民族のカッコよさを伝えたい」との思いが活動の原動力だったので悩んでいた時期もあったようですね。
そこで見つけたドラァグクイーン。
写真集を作成するのインタビューの中で
「いちばん訴えたいのは“したい事を、好きな時、好きな場所でしても良い”ってこと。本来の自分でいてよくて、誰もが自由に生きていいわけ。」
と言われ、「私は私でいいんだ。私は、私が撮りたいものを撮るんだ。」と自分自身が開放されたそうです。
悩んでる時、そんなふうにふっと言葉が降ってくる時もありますよね!
少数民族の方々って、外の世界との隔離で新しい人物にとても拒否反応を示すと思いますが、ナギさんを本当に信頼していなければ、こんなモデルポーズしてくれないと思うのです。
ナギさんは動物にも受け入れられるのではないかしら?
独特の食文化を受け入れる彼女の強さは母の教え。
大蛇 タイソン
昆虫(あり、ダンゴムシ他)
コウモリ
他
ヨシダナギさんの母上が子供の頃口癖のように言っていたのが
「人間、基本的には何食っても死なないから何でも食え」
という言葉だったそうで。
筆者も子供にはそういった会話をしたことがある。
『好き嫌いせずに出されたモノは何でも食べなさい』という意味だが、ナギさんはそうは受け取らなかった!
「人間は滅多に死なないんだ!それなら、食べられそうなモノは食べちゃえばいいんだ!」
当時住んでいた同じ団地に住むオバちゃんが毎日同じ時間に野良ネコにあげるキャットフードを何カ所かに置いて歩いていたので、野良ネコに混じってつまんだ。
「美味しくないけど、タダで食べられるなら悪くはない」
そんな感じで数日間は野良ネコとエサの争奪戦をしながら空腹を満たしていたというからすごい。
ちなみに人間はドックフードを食べても死なないが、キャットフードは猫が特別な腎臓で菌を処理する機能が高いそう。だからキャットフードは、繊細な犬用のようには作られていない。
ナギさんがキャットフードを食べていた時代のキャットフードは製造も今よりラフだったのではないでしょうか?
キャットフードを食べているところをオバちゃんに見つかってしまい、お説教を食らい、結果なぜか野良ネコもキャットフードを貰えなくなってしまったそうです。
そんな子供の頃の経験から、
「どんな味がするんだろう?」
っと思って、先進国では食べない食べ物でも口に入れる拒否感がないようです。
「わあ〜。美味しそう」っと思っては食べていないとも語っています。
でも、そんななんでも食べる彼女もどうしても食べられないのは
マシュマロとグミ
巨大芋虫は食べられても、ぐにゃ、ベタっとしたものは苦手だそうです。
面白いですね。
まとめ
TV『グレートジャーニー』ではアフリカのベナン共和国でダントッバ市場を探索する映像もありました。
宗教を超えて、現地を虜にしてしまう彼女の笑顔が素敵でした。
世界の様々な菌に強そうですが、お気をつけてこれからも素晴らしい写真を見せてください。
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