ラクダが蛇を丸呑み?🐪ラクダアートと海を泳ぎ2週間水を飲まなくても生きられるラクダの生態を調べた。【世界ふしぎ発見】9/9放送

世界ふしぎ発見
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ラクダアート世界チャンピオンが日本人だって知ってましたか?
ラクダアートとはインド西部のラジャスタン州ビカネール地方で
100年以上続く伝統芸術です。

2019年大会でついに1位を獲得し世界女王の座についた武市萌美
さんがラクダアートに出会ったのは、なんと2014年にこの
ミステリハンターでラクダアートを取材したことがきっかけで知り、
世界女王にまでなってしまいました。

ラクダという動物は、小さな子どもも絵に描くことができますね。
ワニと同じで日本には動物園にしか生息せず、野生にもいないのにとても
よく知っている動物です。
しかし、その生態はよく知らないのではないでしょうか。
ラクダの身体について調べてみました。

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ラクダの生態

ラクダは泳げるの?

数年前、インドで衝撃的な一枚の写真が撮影されました

このニュースが流れた時、世界中激震だった記憶があります。
そのくらい衝撃でした。

そこに写っていたのは水の中を進むヒトコブラクダの大群。
以来、「幻の泳ぐラクダ」と噂されますが、実際に見た者は
ほとんどおらず、その実像は多くの謎に包まれているそうです。

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しかしそれは特定の条件が揃わないと見られない、奇跡の光景
だそうです。
一体ラクダはなぜ泳ぐのか?
ラクダの足のヒズメは大きくて重量もかなりあると思いますが
筋肉ではなく脂肪と言われるコブが浮きの作用をするのでしょうか。

気温の高い砂漠を歩くイメージしかないラクダですが、砂に沈み
込まない平らな足と脂肪のたまったコブは水をかいて浮かぶのに
最適なようです。

その貴重な映像が撮影されたのは中東の国、オマーン。
YouTube動画では、3頭のラクダが海で泳いでいる様子が捉えらました。

ラクダの顔が水面から出ている様子を見ると、水深はかなりあると
推測されます
が、犬かきならぬ「ラクダかき」で、上手に泳いで
いるのです。
ラクダの攻撃性を予想できない優しい顔立ちもありますが、流されることなく
コブが浮力になってスイスイと優雅にすら感じてしまいます。

こういう自然発生した野生のラクダが自ら泳ぐ現象がある一方で

「私たちは牧場からラクダをトラックに乗せ、トレーニングの為に
海まで連れて来ました。
ラクダレースに向けて、身体能力を上げる為にです。
トレーニングは2時間程行いました。」

地元の人の話によると、ラクダが泳ぐのは珍しいことではないそうです。
10kmもの距離を泳ぐこともあるといいます。

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普段生息する砂漠で砂の上を歩くのは、大変な体力を消耗すると思います。
足のヒズメが大きく、丸く、平ら、なのが砂に沈まずしっかり踏みならせる
のだと思いますし、そこで脚も鍛えられていると単純に思ってしまいます。

しかし、ラクダレースのために『脚を鍛える』とは、競走馬のように早く
走ることを求めるから、海の中で犬かきをすることで脚のコンパスや回転数
を上げることが地面を走り込むのに適切なトレーニングになるのですね。

また、ラクダは海水も飲めるそうなので、塩分を身体の中に取り込み、海水で
身体の表面にある微生物や虫も洗えるのかもしれませんね。
海水は皮膚を強くすることもありそうです。

背中に乗って海を渡ってみたいと思ってしまいます。
ラクダは船がわりにもなるのでしょうか。

荷物も乗せて泳げたら相当の力もちですね。
脚一本でも、ヒズメなどかなりの重量があると思いますがコブの浮力がすごい!

映像はとても優雅な泳ぎですね。

一般の動物は早く陸地に上がろうと泳ぐことに集中しているイメージ
なんですが、なんだかとても楽しそうにすら見えてしまいます。

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ラクダの寿命

ラクダの寿命は30歳と言われています。
野生で生きるとさらに50歳くらいまで生きられるとされています。
35歳を人間に換算すると100歳を超えるそうです。


大きな動物は長く生きられないイメージがありますが、ラクダの身体は
不思議に満ちてるのですね。
気温の高い地域は、様々な疫病などがあるイメージですが、そこを生き抜けられる
のは天敵がいないのでしょうか。

ラクダの天敵

天敵である肉食獣はディンゴ(野生犬)以外にいないそうです。
暑い地域、特に砂漠地帯には野生犬は少ないですよね。
きっと気温の下がった夜にしか活動できないでしょうし。
そこで、どんどん繁殖して、人口が増え過ぎ、今やラクダによる食害、
環境破壊が問題視されているそうです。

ラクダの子どもが生まれる映像や、交尾する映像を見たことがありません。

1000年以上前から犬🐕と同じように人間と共に生きて、多分世界中の人に
認知されている哺乳類だと思うのですが、意外にラクダの生態を知らない
自分に驚きます。🐪🐪🐪

ラクダの身体の不思議

ラクダの赤血球は丸くなく、楕円形で、こんな形の赤血球を持つ哺乳類は
他にはいません。
ここから全く想像のつかない組織でできているようですね。

そのため体から水分が失われて血液の濃度が上がったとしても粘性が高く
なっても赤血球は血管内を移動することができる
そうです。

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かなりの脱水状態になっても他の動物と比ベて、ラクダは血液中に多く
の水分を保持できるため、体内の血液循環が滞ることがない。
血液サラサラなんですね。

ラクダの鼻の形にも特徴があり、鼻に取り込まれる水蒸気も鼻で
再び液化され口の中に流れ込むようになっている
そうです。
そのためラクダの鼻からは、乾燥した空気だけが排出される。
こうして貴重な水分を節約している。

よく見ると、鼻の穴が丸くないですね。乾燥しないよう閉じ込めている感じ。

ラクダは体温の上げ下げでも水分の流出を防ぎます。
夜の体温は34〜35度で日中はジワリと41度まで上がります。
体温を上昇で発汗を減らし、水分を節約する。

これにより、ラクダは水分の消失を1/3減らしているのだそうです。
もっと驚く特徴は、約2週間程度水を飲まなくても健康に全く問題がなく大丈夫なこと。2週間水を飲まないと、ラクダはほぼ1/3体重が減ります。

ガリガリのラクダを見たことがありますが、水を飲んでなか
ったのだと思うと、とても哺乳類に思えないです。

他の生物にとってはこのような状態は死を迎えます。
しかしラクダは、その後に水を飲めばケロリと元通りになります。

ほとんどの生物は体内の水分15%を失えば死んでしまいますが、
ラクダは体内の25%の水分を失ってもなんともありません

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また、ラクダは塩水を飲むことができます

驚くほど質素な食事でも生きていくことができるそうです。
カラカラに乾燥した草や、トゲトゲの小枝も喜んで食べます。
古いゴザやカゴも食べます。
海水も飲めるのですから味に好みがなさそうですね。
味にうるさくないのは犬と同じですね。

動物園のラクダは干し草や木の葉、にんじんやいもなどの野菜、パンや植物性
ペレットなどを餌にしています。
野生のラクダは木の葉、草、豆、トウモロコシなどを主食としていますが、
サボテンを食べることもあるそう。

ラクダは何千年にも渡り、乾燥した砂漠で人間の生活を支えてきました。
しかし、最近荷物を引く動物の必要性がなくなってきました。
車があるからですね。

ラクダが活躍するのはアラブ地方と中央アジアは欧米ほど機械化に頼らず
働く動物の需要も減っていません。
この地域にとっては、まだ安価で信頼できる移送手段なのですね。

ラクダの大きさは体高1.8~2.1m。
オスが体長2.2~3.4m・体重400~690kg。
メスが体長1.8~2m・体重360~540kg。

大きめの馬(〜1.8m)よりも更に大きい体高です。
馬の体重は個体差ですが最高1,000Kgとされています。馬は体全てが
筋肉ですが、ラクダはコブの脂肪で馬より軽いのかもしれません。

しかし、早く走る動物は体に比べて足が細いですね。

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ラクダの病気の治療法

ラクダが病気になると大切に治療します。
硫黄、タバコ、砕いた骨、油、火薬、松脂が薬として使うそうです。
逆に体調悪くなりそうですが💦

生きた蛇を食べさせることもあります。
蛇は生きた状態で胃に到着し、消化されるそうで
この処置をするとラクダは全身に汗をかき、元気になるといいます。
衰弱して手の施しようがない状態でも、この方法で回復すると言われてきました。
(この処置は馬にも有効でまだ使われている地域もあります。)

蛇の種類にもよりますよね。ハブ酒を考えると、強い成分が効果をもたらすのですね。

ラクダの免疫システムはほぼ完璧で他の哺乳類が対打ちできないような
ウィルスとも戦えます。
ラクダは口蹄疫や疫病にかかることはなく、人間の抗体よりも単純で
人工的に再生できるとされています。

生成される抗体はとても小さく、人間の組織や細胞にさえ簡単に注入する
ことが可能だそうです。
人間のウィルス疾患との戦いにラクダの抗体を使用することが期待されているとか。
ラクダの身体の組織がサプリメントに応用するような研究をしていそうですね。


馬の油(馬油)が皮膚の炎症にいいとか、保湿に強いと言われています。
スーパーで見かけた方もいらっしゃると思います。

筆者の祖母は40代から90代まで馬油を使い続けていましたが、年齢の割にシワ
が少なかったのを思い出しました。

ラクダもこんな風に、近い将来化粧品やサプリメントになるのかもしれませんね。

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ラクダの乳

ラクダの乳には他の動物の乳より、腐敗が遅いことがわかっています。
ラクダの乳には強力な免疫刺激物質である免疫グロブリンが発見されました。
免疫グロブリンは人体に含まれる物質よりも少ないため人体の組織に浸透し
やすいと研究されているそう。
現在の我々の自己免疫疾患に対する効果的な保護剤になると期待されて
いるそうです。

栄養価の高いラクダの乳は、ヨーグルトやアイスクリームなどのラクダミルク
製品を製造する会社も設立されているとか。
アラブ首長国連邦のドバイでも、ラクダミルク製品の開発がすすめられていて、
ラクダチーズやラクダミルクチョコレートなどの製品が世界各地へ流通して
いるそうです。
日本ではまだ見かけないですね。
海外にいる方は探してみましょう!

また、アメリカでもラクダの飼育とラクダミルクの商品化が行われ、
カリフォルニアを中心にラクダミルクを取り扱う店が出てきております。

健康食品などに詳しい方はすでに取り入れていらっしゃるのでしょう。

ラクダの肉は食べられる?

若いラクダの肉は美味とされているのですが、年老いて繁殖や乳生産
のできなくなったラクダが食肉用に回されることばかりで、脂分が非常
に多く味が悪いため人気がないそうです。
また、繊維はあるものの脂肪の塊なので、味付けが必要になりますが、
味が付きにくいという欠点があり、上手に調理するにはある程度の技法
が必要だそうです。

近年、中華料理では、ラクダ(駱駝)のこぶ(瘤)は駝峰・駝峯
(驼峰・驼峯、トゥオフォン)と呼ばれ、八珍の一つとして珍重される食材
だそうです。

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脂肪分多いとは、沖縄料理の豚足のような感じでしょうか。
豚足はコラーゲンとしての美点がありますがラクダの脂肪は
どうなんでしょうか。
身体があれだけ抗体を持ち、健康なのだから肉を取れば栄養価が高そうですが。
また、羊と同じで、若い方が美味なのですね。

ラクダアートの世界 武市萌美さん

砂漠の船と言われるラクダは、昔から荷物の輸送や、乗り物としても
重宝されてきました。

少しの水と枯れた植物でもトゲトゲの枝でも喜んで食べるラクダは
食費もかかりません。

そのラクダの身体を覆う毛を刈り込んで細密な模様を作り出します。
その緻密な模様を刈り込みお洒落することでラクダに対してリスペクト
にもなるそうです。

一つの模様を作るのに数時間、全体に模様を入れるのに数日間かかります。
さらに全体に入れた頃には、最初の方は毛が伸び、また刈らなくては
いけません。
どんどん生えてくるのですね。

それを繰り返し、完成には1ヶ月ほどかかるそうです。

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インド西部のラジャスタン州ビカネールで毎年1月に開催されている
20年以上の歴史があるお祭り
『ビカネールキャメルフェスティバル選手権』
で、ラクダアート選手権が行われています。

実はこのラクダアートの世界チャンピオンは日本人の武市萌美さん。
本職は美容師さんだそうです。

中学生のとき、ラクダレースを見たことでラクダにハマったそうです。
ラクダの走る速さに衝撃を覚えたと言います。

そして高校を卒業し、美容師として働きながら年に1年、オーストラリアに
行き、ラクダと生活するというスタイルを6年間続けました。


それを買われてその後、2014年に『世界ふしぎ発見』で
ミステリーハンターとして、ラクダアートの取材をします。

美容師さんですから、小さい毛をカットするハサミは使い慣れていらっ
しゃいますよね。
人間と違うのは、毛量の違いですね。
動物の毛はびっしり詰まってますよね。

絨毯をカットする感じですかね。

2019年にはラクダアート選手権において世界チャンピオンになりました。

日本人ってほんとすごいなあ〜。

日中高温、夜間は気温の低い砂漠地帯において身体を守るための密集
した毛皮だと思いますが、刈り込んだときに皮膚に紫外線があたるこ
との弊害はあるのかな?

っと思います。

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まとめ

ラクダが海を泳ぐのは奇跡の光景と言われています。
一方で、ラクダレースの為にトレーニングとして泳がせるということもあるそうです。ラクダは塩水も飲めるため、海で泳ぐことは問題なくコブの脂肪が浮きになり優雅に犬描きすることがわかりました。

ラクダの寿命は30〜50歳。35歳で人間の100歳超えだそうです。

ラクダは、2週間のまず食わずでも生きられます。ガリガリになり体重の1/3になりますがその後、水を十分に取れば、普通に復活します。

ラクダの乳は他の哺乳類に比べて腐敗が遅く、免疫刺激物質である免疫グロブリンは人体に含まれる物質よりも少ないため人体の組織に浸透しやすいと研究されて人に対して効果的な保護剤になると期待されているそうです。また、ラクダミルクチョコレートやアイスクリーム、ヨーグルトなどの商品にもなっているそうです。

ラクダアートの2019世界チャンピオンは日本人で武市萌美さん。
元美容師さんです。

2週間水を飲まなくても、体重の1/3になっても、水を飲めばすっかり元に戻るとは、驚きの動物です。
高温にも低温にも耐えられ、塩水も飲めて、砂漠を歩き、海も泳げる。
食べ物も枯れた植物でもカゴでも食べてしまう、トゲトゲの枝でも食べられるとは、どこででも生きていけますね。
滅亡の世界が来た時、陸地さえあれば最後まで、生きるのはラクダかもしれませんね。

調べれば調べるほど、面白い生態でした。
これからもっと深く掘り下げて、追記していきます。

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