8月28日放送TBSのクレイジージャーニーで、
アンティークディーラー・石井陽青さんが出演されます。
アンティークディーラーって、どんな仕事なのでしょうか?
石井陽青さんは若干24歳で銀座にアンティークのお店を出店されています。
石井陽青氏は、アンティークの本場である英国を中心とする
アンティークバイヤーです。
日本のアンティーク業界でも知られた凄腕バイヤーであり、アンティーク
に関する著作も刊行していらっしゃいます。
どんな仕事で、どんなかたなのでしょうか。
調べてみました。
来歴
生年月日 1976年 (47歳)
出生地 埼玉県
大学 立教大学
立教大学在学中にアフリカからヨーロッパ、中東、アジアをまわり、
アンティークを買いつけを始めたそうです。
っということは、かなり資本金があったということですね。
家業でしょうか?
卒業後、24歳でアンティークモール銀座に店舗オープン。
24歳でアンティークを扱う店舗を銀座にオープンは資金がふんだんにないと
難しいと思うので家業を継いだ、又は新店舗を任されたと言う事でしょう。
2005年に西洋美術商協同組合へ参加。
2010年に英国の美術骨董商協会(LAPADA)の会員となる。
2013年から帝国ホテルプラザ東京に「銀座アンティーク・アイ」を構え、
アンティークジュエリーから古代ローマやエジプトの美術品、ガンダーラの
仏像など、幅広い骨董品を扱っている。
石井陽青さんが24歳の時は2000年です。
大学時代から、旅先で買い付けてきたものを自分の店舗を構え営業し、
2013年37歳で帝国ホテルにお父様の会社『銀座アンティーク・アイ』が出店
する時に店長さんとして入社したようです。
アンティークディーラーはどんな仕事?
普通の骨董屋さんとはちょっと違って、ヨーロッパからアフリカ、中東、
アジアなど世界中を旅し、珍しい物を見つけてきて販売することを生業
としています。
アンティークディーラーという仕事は、目利きの達人になるには修行期間が
かかりそうです。
良いものを見つけられるには、小さい頃からお父さんのお店で
沢山のホンモノたちに囲まれてきたと思うので石井さんには強みだと思います。
銀座アンティーク・アイ
創業は1989年。
石井陽青さんの父・石井浩氏によって「有限会社アンティークアイ」として
法人として設立。
2005年に西洋美術商協同組合の組合員。
2010年英国の美術骨董商協会である英国骨董美術協会(LAPADA:ラパダ)
の正会員となる。
2013年3月には東京都千代田区内幸町の帝国ホテルプラザ4階に店を構える。
帝国ホテルに店舗を構えてるということは、『信用と資本力』において
帝国ホテルから信頼されているということだと思います。
ので扱っている品物も信用することができるということですね。
主たる取引先が日本国内の大手百貨店(三越、高島屋、松坂屋、東武百貨店、
大丸、阪急梅田など)とある。
お店の名前の『アイ』は誰かの名前でしょうか?
又は愛?眼(英語)?
気になりますね。
石井陽青さんは、お父様の仕事、もしかしたらお祖父様の時代から
アンティークにたずさってきたのでしょうか?
骨董品を扱う家業を生業としてアンティークディーラーをされている
とわかりました。
アンティークの買い付けは、売人や役人との交渉術、真贋の知識が
必要ですから単独旅行ではないでしょうね。
国によっては危険性もありそうです。
お父様の息子として歓迎してくれる業者も世界中にいらっしゃると思うので
体験を通じて商売のセンスや先進国ではない国との交渉術も磨かれて
行ったと思います。
ですが、きっと一般の旅行者では行かれないところも踏み込めると思うので
羨ましいですね。
骨董品というもの
石井陽青さんの受けたインタビューの中のコメントです。
小さい頃からの忘れられないエピソードを紹介されています。
こんなことも、アンティークディーラーとして物事への敬意につながって
いらっしゃるのではないでしょうか。
『銀杏堂 スフィンクスのつめ』を読んで、レンちゃんと高田さんの
話しているようすが、幼いころの自分と祖父との姿に重なりました。
僕も毎晩、祖父の話を聞くのが楽しみで、狐や狸に化かされたことや、
天狗に幽霊、火の玉の話などを真剣に聞いていたものです。
7章の「記憶の聞香杯」には〈思い出喫茶〉という奇妙な店が出てきま
すが、店の名前は、〈狸穴〉。祖父もよく狸に山でだまされたと話して
いました。この「聞香杯」の話の中に、「とるに足りぬささいなことが、あんがい
偕成社のウェブマガジンより
大切な記憶になるもんだってこと。(略)つらいときに支えてくれるのは、
いってみれば、いとしい思い出ってことかな」という高田さんのセリフが
あります。
これで思い出したのが、若いときにアフリカの砂漠の町でマラリヤ
にかかり、42度の熱が3日ほど続いて意識が朦朧となったときのこと。
ちょうど、聞香杯のせいで現実と記憶が区別できない世界に閉じ込められ
てしまった高田さんと同じような状況でした。
そのとき頭に浮かんできたのは、幼稚園児の頃に母と姉とそうめんを食べて
いた光景でした。
普段のたわいもない日常こそが幸せであり、つらい時にはその記憶が力に
なってくれる。そう、僕も実感しました。
『銀杏堂 スフィンクスのつめ』の中に出てくる不思議なお宝はスフィンクス
のつめや天狗のうちわなど、この物語に出てくるのは、博物館にも展示されて
いないような不思議な品ばかりですが、不思議な力を持つお宝は、実は本当に
あると言います。
疲れがとれる指輪は、その指輪をはめると、体中の疲れがその指輪に向かって
流れていくようで、肩こりや全身のだるさが楽になりました。
そういう指輪は3個扱ったことがありますが、いま考えると、売らずに取って
おけばよかったなと思います。
これ、欲しいですね。
どのくらいの価格で取引されたのでしょうか?
とても気になります。
電磁波を発生させる天然石とかついてるのかな?
「竜の卵」とも信じられているチベットの天珠ジィービーズ。
飛行機の落下事故でジィーを持っていた乗客が助かり、世界中で一大ブームに
なりました。
僕も常に身につけています。
映画のインディージョーンズを思い出しますね。
残された物たちにはそれぞれ精霊が宿ってましたよね。
筆者も飛行機によく乗るので、天珠ジィービーズ欲しいです。
アフリカの不思議な仮面もたくさん扱ってきました。
動物の精霊(インパラや鳥、カメレオン、ヘビ、蝶など)が宿るお面で、
狩りにいくときにかぶると、精霊がそのお面に降りてくるのだそうです。
アフリカの古いお面に関しては、さまざまな物語に登場しますよね。
イギリスのアガサクリスティのミステリーにも何度も登場します。
筆者はアガサクリスティのファンなので大抵の物語は読んでいますが
説明のしようのない不思議なことが起こったりする時に、アフリカの
お面や置き物が登場します。
お宝を通せば、国籍や年齢に関係なく、ゆうれいとさえ、語り合い
仲良くなって、
同じ物を食べればおいしさを共有できるように、同じ物を見て感動する者
同士は、通じ合える。
石井さんは世界中でそうした経験を繰り返してきたそうです。
石井陽青さんは骨董の価値について
昔の職人が情熱と技術を費やした骨董品を見ていると、力をもらえると
言います。
2つの大戦やスペイン風邪など多くの困難を乗り越え、壊されることなく残り、
いまもまた誰かを魅了してくれることに、敬意を感じると。
僕たち人間は長く生きられても100年ですが、物は100年どころか何千年もの時
を越えて残ります。
歴史の教科書で学ぶ古代エジプトや縄文時代、江戸時代のお宝が、いまも僕の
手元にあります。
それらを実際に目にし、手に取ると、自分がその時代とつながっていることが
感じられます。
それこそ骨董の素晴らしさではないでしょうか。
古物宝石商(アンティーク・ディーラー)」になるには?
宝石専門の古物商(または美術商)になるには、仕入先を確保することが
肝要となるのでただならぬ資本金がまず必要ですね。
また、アンティークに出会って、その本物かどうかを見極める審美眼は
素人では到底無理ですし、そこを見極めてくれる信頼のある業者と知り合いに
なる必要もあります。
品物を求めて世界の未開地域や紛争地域にまで足を運ぶ行動力や、売人や役人あとの交渉術、真贋の知識、世界中のトレンドを見据えた商売センスが必要とのこと。
なので、従来の信用できるアンティークショップに就職し、仕入れの経験を
することが早道ではないでしょうか。
年収はどのくらい
構えている店の大きさや、扱っている物にもよるので一概には言えないと
思いますが、『アンティーク・アイ』石井陽青さんのアンティークディーラー
という経歴と専門分野、父親と一緒に経営する同族企業ということもあり
年収はかなりのものと考えられます。
アンティーク市場は変動が激しいので収入も市場の動向に左右される
可能性があります。
しかし、10年帝国ホテルに店を2店舗(本館4FとプラザB1F)も構え、
大手百貨店との取引もあります。
きっと世界との富豪のお客様も抱えていると思います。
有限会社アンティーク・アイの年間総売り上げは企業プラットフォーム
によると1〜3億と推定されています。
社員数も10人以下のようなので
1500万円〜2000万円くらいでしょうか。
「アンティーク」と「ヴィンテージ」の違い
普段アンティークやヴィンテージという言葉を使いますが、同じ意味に
使っていましたが、どうやら内容は違うようです。
アンティーク
1934年、アメリカ合衆国通商関税法で”100年以上前に作られた製品”と
定義されました。
2017年時点でいうと、1917年より前のものがアンティークということ。
ヴィンテージ
現在生産が終えている古いもので、価値のあるもの。
古さの単位というよりは、「価値のある古いもの」を指して使われることが
多いそうです。
アメリカはまだ若い国なのに、アメリカがアンティーク・ヴィンテージの
違いを制定したのですね。
ヨーロッパでは、古いものを受け継いで大切にしていく文化が出来上がって
いますので、ヨーロッパが制定したものと思っていましたが、アメリカが
歴史あるものを求める気持ちが強く、アンティーク集めが始まってのでしょうか?
アンティーク・ディーラーにとって大事なこと
扱っている品物を見れば、その人の人柄がわかるそうです。
ちゃんとした品物を扱っているかはもちろん、お金が好きでやっているのか、
品物が好きでやっているのかもわかるのだとか。
商売上、安く買って、高く売ることが大事ですが、それが第一になっていないか。
子供に胸を張って話せるような商売・仕事をしなければいけないと発言されています。
ヨーロッパのジュエリー、エジプトの古美術、アフリカの仮面、中央アジアの
仏像、中東の古代ガラス、中国骨董など、世界にはまだまだ”秘宝”が眠って
いるのでしょうか。
世界各地を訪れ買い付けを行う業者たちの、不可思議な美術品とアンティーク
ビジネスの裏事情など目利きの力比べですね。
確かに『これって本物?』っという穿った考えがまず頭に浮かびますよね。
でも、子供に胸を張って話せる商売か?
っと普段から、自分を戒めて仕事をされているとのことは、石井さんの
選ぶアンティークに信頼度がましますね!
お子さんがいらっしゃるのですね。
アンティークの世界は、歴史と、指輪や首輪などその物にまつわる歴史
でもあると思います。
その受け継がれてきたアクセサリーや物がどのように扱われ、どんな人
の気持ちの中で使用されてきたかなどたくさんの人の気持ちがこもって
いると思うのです。
ですから、アンティークと一口に言って、新しく出来た未使用のものより
もとても大切に「過去の人の気持ち」も一緒に扱うという意味を持つと
すれば、万の神を信ずる日本人は特に感じやすいのではないでしょうか。
物だけでなく、その物が存在してきた歴史も請け負う仕事ですね。
まとめ
店舗は東京都千代田区内幸町の帝国ホテルプラザ4階にあるとわかりました。
石井陽青さんの経歴は、立教大学在学中にアフリカからヨーロッパ、中東、
アジアをまわり、アンティークを買いつけを始め、24歳で銀座に店を持ち、
その後お父さんが帝国ホテルに店舗を開店するときに店長として入社しました。
宝石専門の古物商(または美術商)になるには、仕入先を確保することが
肝要です。
また、アンティークに出会って、その本物かどうかを見極める審美眼は
素人では到底無理ですし、そこを見極めてくれる信頼のある業者と知り合いに
なる必要もあります。
石井陽青さんの世界横断日記は読んでいるだけで旅行した気分になれますよ。
ぜひ一度読んでみてください。
そして本物の昔の物たちに出会って、アンティークの品物たちから歴史話を
聞かせてもらえる、そんな感覚が私にもあるでしょうか?
帝国ホテルの『アンティーク・アイ』を訪れて世界旅行のつもり…も楽しい
時間ではないでしょうか。
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