「世界ふしぎ発見」で初めてミステリーハンターをする土屋アンナさん。
アメリカのニューメキシコ州にあるホワイトサンズ国定公園をハンターします。
見渡す限り白い白い砂砂漠。
白と空の青しかない世界。
海が大好きな土屋アンナさんですが、こちらは「砂の海！」
ホワイトサンズを調べてみました。
ホワイトサンズ国定公園
アメリカのニューメキシコ州の荒野現れる純白の砂漠、それが
ホワイトサンズ国定公園です。
砂漠の白い砂は、アラバスターという雪花石膏です。
石膏は水溶性で、通常は雨などで川から海へと流れていき留まることは
ありません。
また石膏は、太陽のエネルギーをすぐには熱に変えない特徴があり、
暑い夏の日でも素足で歩くことができます。
サハラ砂漠とはまた違いますね。太陽が高い時は熱くて草履が必須だし、
熱くて影に入る必要があります。
世界の砂漠の大部分は岩石砂漠や礫砂漠であり、砂砂漠は少ないのです。
アフリカのサハラ砂漠のなかでは20％くらい、アラビア半島のアラビア砂漠
でも30％を占めるくらいです。
アラビア半島のサウジアラビアやイエメンなどの国の砂漠のなんて、
砂砂漠のイメージしかないですが、じつは30％程度しかありません。
この一帯には川がないため雨や雪解け水によって溶かし出された石膏などの鉱物が
平地を覆うように溜まり、乾燥して結晶となりました。
その結晶が長い年月をかけて風化し、浸食され、砂状に砕かれて現在の白砂漠を
形成するに至ったそうです。
この現象は世界的にとても珍しいもので、ホワイトサンズ国定公園が世界最大の
石膏砂丘とされています。
砂丘は雪花石膏と呼ばれる石膏から成り立っています。
通常だと石膏は水に溶解してしまうため、砂の状態で残っているのは非常に珍しく、
砂丘は絶えず形を変えていて、1年間に10m近く風下に向かって南西から北東に
移動しています。
白い砂の上には風紋が刻まれています。
手ですくってみると粒が細かくてサラサラしているのですよ。
そしてアフリカのサハラ砂漠や鳥取砂丘と違って、優しい生暖かい砂です。
面積は約581km²や713km²とも言われ、東京の約4分の1以上もあります。
また、奄美大島とほぼ同じくらいとも計算されています。
東京の１／4が公園なんて！！
やはりアメリカは広いですね。🤔
広大な砂漠はアメリカ軍のミサイル実験場になっており、国定公園として
保護されているのは南側の約4割のみで、この実験場の敷地内。
その他は全米最大規模のミサイル射撃場となっています。
NASAのスペースシャトルの着陸にも使用されたりします。
その為ミサイル射撃場の中にはスペースシャトル用の滑走路まであるそうです。
（ただ実際に使われたのは試験の1回だけだったとか。）
またホワイトサンズのミサイル射撃場と言えば人類初の核実験が行われた場所
としても有名です。
実験は週に2回ほど行われるようで、その際には約2時間ほど周辺道路が
通行止になるそうです。
旅行者にとって、事前に実験日を調べられるのでしょうか？
現地に着いたら実験中で２時間待たされたら、場所柄困ってしまいますよね。
アメリカのレンタカーは日本と違って全車両にエアコン機能がついてないの
でレンタルするときは要注意です！
また広大な白い大地は宇宙からも良く見えるそうですよ。
さまざまな表情を見せる砂漠
世界最大の石膏砂丘とされているアメリカの国立公園で、アラバスターという
雪花石膏によって作られた白い砂が広がっています。
光によって見え方が変わり、幻想的な景色が現れます。
太陽の光が当たる角度によって砂丘の表情が刻々と変化していく光景は、
日の出から2時間と、日の入りまでの2時間がゴールデンタイムです。
人気のアクティビティ
そりすべり
砂漠といえば！
1番人気のアクティビティで、大人も子供も楽しめます。
公園のビジターセンターでそりを販売・レンタルしており、誰でも気軽に
アクティビティに参加できます。
砂丘滑りは砂自体が熱いから、ダンボールで滑るとお尻が熱くなってし
まいますが、ちゃんとソリ🛷が借りられるなら安心ですね。
トレッキング
トレッキングルートは奥の方まで進めるハードなものから、車いすでも
可能な長さ585ｍのコース、長さ300ｍと気軽に楽しめる簡単なコース
まで合計5本あります。白砂漠の光景を楽しみながら、自分に合った
トレッキングコースを体験できます。
車椅子でもっというさすがバイアフリー大国アメリカの作り方ですね。
誰でも楽しむ権利がある！
ペットの大型犬を連れてる人も多く見かけるそうですよ。
アメリカやドイツでは犬にリードをすることを推奨しない（もちろん
限度ありですが）ので犬たちも広いところを歩けたら楽しいですよね。
ただ、ホワイトサンズに暮らす動植物や、時々ミサイル実験の破片が
落ちていて怪我をする可能性があるので、ドッグランにしてはいけない
そうです。
犬が怪我をするから、またはそこに暮らすヤモリなど、どんな菌を持って
いるかわからないので、人間と共に歩くが条件らしいです。
筆者も大型犬を飼っているので、真っ白な柔らかい砂のだだっ広い場所で
走らせてやりたいと思ってしまいます。🐕🦺
キャンプで星を眺める
キャンプができる場所がいくつかあるので、ビジターセンターで登録をします。
真っ白な世界の中、満点の星空を眺めながら夜を明かすことができるのは
ホワイトサンズ国定公園だけでしょう。
水やトイレなどの設備が全くないのが唯一難点ですが💦
水分や食糧、トイレ関係、ペーパー類持参です。🤓
この辺りは、日本人旅行者の用意の強みですよね！便利グッズは日本は
たくさん販売されていますし。
観光シーズン
おすすめの観光シーズンは、3月～5月、9月～10月。
6月〜8月は非常に暑く、最高気温が40度近くになることもあるそうです。
砂漠地帯なので日本と違って湿気はありませんが、直射がキツイですね。
先にも記しましたが、ホワイトサンズを形成している石膏は太陽熱を吸収
しにくい性質を持っているので、酷暑でも素足で砂を上を歩くことはできます。
日傘なんかじゃ間に合わない？？
数年前、スペインの最南端グラナダで45度を経験したことがありますが
乾燥地帯は汗が出ないんですよね。
日陰に入れば問題なく。
ただ、直射日光がジリジリ熱い🥵のです。
腕に卵割ったら焼けるんじゃない？って熱くなった腕がフライパンみたいな
気分でした。
おすすめホテル
ホワイトサンズ国定公園の周辺で、ラグジュアリーなリゾートホテル
ならアメリカで2番目に古いの都市で最も美しいと称されるサンタフェに
滞在がおすすめです。
サンタフェは、「アメリカの宝石」と呼ばれ、歴史を感じる建築物や、
独特の食文化のある素敵な街です。
スペイン植民地時代の面影を残す街並みには、先住民族やカウボーイ文化、
さまざまな文化を融合した建物が並んでおり、エキゾチックな滞在が満喫
できます。
高級住宅地のある中心部にある「カミノ・リアル・ホテル・エル・パソ」
サンタフェで有名最も有名なランドマーク的な存在の老舗
「Inn and Spa at Lorettoホテル」
奇跡の階段のあるロレットチャペルの側でアクセスが最高です。
外観は、歴史的なアドービ建築で、風情のあるホテルに泊まり
たい人にお勧め。
高級ホテルなのでサービスは一流と口コミありです。
「Old Santa Fe Inn」外観はアドービ建築風。
ダウンタウンの中心地から1ブロック外れ、静かで快適。
暖炉付きのお部屋がある。
常時フロント横で、コーヒーやクッキーのサービスあり。
無料の朝食は充分に用意され、スタバのコーヒーや、自分で作れる
ブリトーやワッフルも楽しめます。駐車場も無料です。
ぜひ食べておきたいもの
ホワイトサンズ国定記念物でグルメを楽しむなら、このエリアの伝統料理であるニューメキシコ料理がおすすめ。
メキシコとスペインの食文化を融合しており、トウガラシをきかせたスパイシーな料理が楽しめます。
名物料理は、青トウガラシを使った野菜の煮込み「グリーンチリ・シチュー」。
ブリートやトルティーヤなどの具材としても使われており、ファストフード店などでも気軽に食べられます。
暑い地方は辛味の強い料理、身体の芯を温める（じわじわではなくて、瞬時に熱くなって空気が涼しく感じる？）お酒が合いますね。
東京は世界の料理店があり、メキシコ料理店もありますが、現地の食材だと
味わいが全く違うし、そこの風、空気の匂い、温度や風景の中での味わいは
国らしさ、土地らしさを満喫できますよね。
書いていて、チリが食べたくなってきました。
日本→ホワイトサンズ国定公園行き方
ホワイトサンズ国定公園を目指すには、アメリカテキサス州のエルパソへ。
日本からの直行便はなく、アメリカの主要都市での✈️乗り継ぎ便で約15時間で
到着します。
公共交通機関はなくエルパソからはレンタカーを借りて公園入り口まで
１時間ほどで到着します。
他の交通手段はありません。
直線道路をひたすら走り続けます。
Googleマップを見てみてください。ひたすらまっすぐ。
日本と違って制限速度が高いので飛ばす車もいません。
信号もなく、ただただまっすぐの道を行くなら、スピード感感じることなく
ハイスピードで走ってしまいますね。
飛ばす車がいないということは、追い越し目的はなくとも、みんなが
飛ばしてるってことですね。
検問所を抜けるとすぐ左側にホワイトサンズ国定公園のビジターセンター
があります。
ビジターセンターは日干しレンガで作ったアドビ調の建物。
ニューメキシコのイメージにぴったりですね。
ビジターセンター
ビジターセンターにはホワイトサンズのミニ資料館とお土産屋さんも
併設されています。
サンドスキー用のソリはここでレンタルできます。
デポジット制みたいですね。
借りる時に支払ったレンタル料から、返却時に多少
返金されるような。
注意点
ホワイトサンズ国定公園では、砂や植物を持ち帰ったり、生きものに危害を
加える行為は禁止されています。
また、真っ白な砂が一面に広がっているため、日中の日差しや照り返しが
非常に強くなります。
目が開けていられないくらいかしら。
真っ白な土地と、広く青い空の対比は素晴らしいでしょうね。
サングラスと日焼け止め、日傘で、徹底した紫外線対策が必要です。
ホワイトサンズ国定公園内には、車で走れるコースがあります。
視界に入るすべてが白くなり、方向感覚がなくなってしまうことも多いため、
普段以上に運転には注意が必要だそうです。
確かに標識があるでなく、特徴的な山並みや建物もないから
どこに向かっているかわからなくなるのですね。
なかなか経験出来ないですね。
筆者はひたすら走って転がりたいです。
合わせて行きたい周辺の国立公園
【カールズバッド洞窟群国立公園】
南西部のニューメキシコ州に広がる砂漠の下に隠れた巨大な洞窟は、
テキサス州エルパソの北東 243 キロにあります。
夏はこの公園が観光客でいっぱいになります。 夏季は毎日が暑く
日中の平均気温は最高で摂氏 32.2 度から 37.8 度にもなります。
しかしいつ訪れても、洞窟の中の気温は摂氏 13 度と一定なので、
セーターが必須です。
72階分くらいエレベーターで地下に入るそうです。
どうやってその洞窟を見つけたのか？昔の人ってすごいな〜っと
思います。エレベーターで72階でも時間かかるのに、歩いて行き来
していたのでしょうから。
気温が20度も違うとは驚きですね。
【バンデリア国定公園】
ビジターセンターから一周1時間ほどのメインループトレイルを歩くと、
ネイティブアメリカンの住居跡を見ることができます。
チャコカルチャー国定公園や、メサベルデ国立公園の住居跡は、レンガ
造りの威風堂々とした住居だが、ここの住居跡は、断崖の岩をそのまま
利用して作られていて、まるで、おとぎの国に迷い込んだような気持ち
になるそうですよ。
ポコポコと穴が蜂の巣のように開いた崖住居後ですね。
よくテレビの旅行番組に取り上げられますが、アクセスルートが
長い、面倒な為、日本人で訪れる人は少ないのではないでしょうか。
まとめ
海が大好きという土屋アンナさんが番組で尋ねたのは砂漠！
しかも海のように視界にひたすら広がる砂の海！
アメリカ大陸のニューメキシコ州サンタフェ近くにあるホワイトサンズ国定公園。
サンタフェっというと宮沢りえさんを思い出してしまいます。
アメリカは、国立公園がたくさんあります。
ヨーロッパと違って歴史が短いのでヨーロッパのような伝統的な
建築、芸術、文学のような文化遺産が少ない。
そこで、壮大な景観を国の誇りとして登録するようになったそうです。
アメリカにおける国立公園の興りです。
なぜ国立公園と指定するのかというと
自然遺産を国立公園として登録することは、そこに訪れる観光客に対する
サービスを提供する業者などを近隣へ誘致し、雇用を創出することにり、
地元に少なからぬ経済効果をもたらします。
このため、アメリカにはたくさんの国立公園・国定公園があるのです。
その一つであるホワイトサンズ国定公園は、灼熱だけど、歩ける砂漠として
素晴らしい景観を残しています。
ですが、広大であることと、特定記念植物が少ないことから、ミサイルの
実験場にもなっているっというのに驚かされますね。
また、実験場だからこその破片が落ちていることもあるそうです。
記念にお土産に〜はもちろん出来ず、拾ったら必ず届けが必要だそうですよ。
また、連れてる犬をドッグランのように走らせてはいけないのは、
人間のように靴を履いていない犬の足がミサイルの破片で怪我をしないように
という計らいがあるそうです。
真っ白な地面に赤い血がつくのも景観上、よろしくないですね😅
日本でも象徴である富士山の麓には自衛隊の駐屯地練習場があり、
種子島にはJAXA宇宙センターがありますから、どんなに美しいところでも
人里離れた人目につかない広大な土地はそのような利用になるのですね。
性格の明るい土屋アンナさんのリポートが楽しみです。
どんなふうに太陽の向きにより一面の白色が変わっていくのを表現するでしょう。
おって追記して行きますね。
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