エド・シーラン|2022年は妻妊娠中にがん発覚と親友2人の死。不運の中で鬱克服!家族の絆。

アーチスト
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1991年2月17日32歳のエドワード・クリストファー・シーランは
イギリスのシンガーソングライターです。
この若さでグラミー賞14回ノミネートのうち4回も受賞🏅
1917年にイギリス国王ジョージ5世が創設した経済人、文化人、芸能人、
スポーツ選手や社会奉仕活動等と広範囲で功績を成したものに贈られる
『大英帝国勲章第5位』を2017年に受賞しています。

🤓丁度100年目ですね〜!


ルーパーペダルとアコースティックギターで特徴的なメロディ🎵を
奏でることで知られています。

若く大成したエド・シーランですが、小学校でいじめられてトラウマを残
したり鬱を経験したりと笑顔の裏には様々に乗り越えてきた人生があるようです。
新しいアルバム発売を前に語ってるエド・シーランの人生を調べました。

父はアートキュレーター(美術講師)
母は創作ジュエリーデザイナー
2歳上の兄マシューは作曲家

🤓家族みんなアーチストなんですね

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子ども時代のトラウマ

「僕は赤毛で、大きな青い眼鏡をかけてて、吃音症だった。鼓膜に裂け目があった僕は、運動することができなかったんだ。その時点で、僕はもうすでに仲間外れにされてた。その頃の記憶は封印したつもりだったけど、実際には今でも拘っているんだと思う。
ステージに立って脚光を浴びたいと思うようになったのは、当時の経験が関係しているのかもしれない」

初めて鬱を経験したのは小学生の時だったといいます。
子供時代は、残酷なトラウマを残しました。
スポーツに力を入れている学校に通っていた為、耳の持病で運動することが
できない身体は、いじめの対象だった
そうです。


ギターは幼少時から習い始めたそうです。
作曲を始めたのも11歳
寂しい心をその頃から🎵メロディにいていたのかもしれません。
どこか寂しい、優しさのあるエド・シーランの曲は癒されますよね。

なんと11歳の時に後の妻シー・ボーンに出会っています。

上半身を埋めるほどのタトゥー愛好家。

洋服を着ているようにタトゥーを入れている人、海外のミュージシャンに
多いですね。
強く見せたいのでしょうか?

妻チェリーの癌

2022年2月に当時妊娠6ヶ月だった妻チェリー・シーボーンががんの宣告を
されたことを明かしました。
妊娠中だった妻にがんが見つかり、出産するまでは治療法がないと告げられ
たそうです。

エドの人生を赤裸々に追うシリーズ制作中、4話構成のファーストエピソード
「Love」では、エドとともに普段はメディアの前に出ないチェリーが登場
しました。
ドキュメンタリーに出演した理由について、人は死ぬ定めにあるのだと意識
させられた
と言います。
ドキュメンタリーにはこれまで出演してきませんでしたが、
『もし今死んだら、人は私をどのように記憶するだろう』と考えさせられた
そうです。
エドはただの音楽製造マシーンじゃない。
ナンバーワンヒットを狙うロボットじゃない。
父親で息子で、誰かの友人でもあるんだ
と、人に知ってもらいたかった。

がんの手術は出産後まで待たねばならなかったそうです。
計画分娩についても検討したものの、彼女は5月にジュピターを予定通り出産し、
シーランがウェンブリー・アリーナで演奏した6月30日の朝に手術を無事に

終えました
人は、自分の生きる時間を決められた時、残しておきたい、話しておきたい
と存在価値を考えるものなのですね。
なんとなくわかる気がします。
自分が残さなければならない物とか、生きた証とかを残すために
時間に焦りそうです。

チェリーについて、
「僕の人生で彼女と出会えたことは最高の出来事だった。
彼女と付き合い出してから、すべてがより良くなった」と話す。


チェリーによると、何か大きな出来事があったときにエドは曲を作るそうです。
妻を亡くすかもしれないという痛みと向き合うために、4時間で7曲もの歌を
作った
というから驚きです。

これまでで一番深く、ダークな思いを新譜に詰め込んだとプレスリリースで
発表しています。
「パーフェクトなアコースティックアルバムにしようと、10年にわたって
『-(サブトラクト)』に取り組んできました。
自分の考えを明確にし、多くの曲を書き、レコーディングするなど準備を
進めていましたが、2022年のはじめに起きた一連の出来事が、
人生やメンタルヘルス、音楽とアートに対する見方を完全に変えてしまった。

曲を書くことはエドにとってセラピー。

自分の感情を理解するのに役立つそうです

たった一週間で、10年も温めてきた作品を、最も深くて暗い思想と入れ替えた
作品になったそうですよ。

2022年の初めに起きた一連の出来事とは、大親友の死です。
子供の頃からの友人で、妻となった女性が妊娠中に癌が発覚し、母子ともに
助かった一方、癌が発覚した同じ月に親友を亡くします。

3つも悲しい出来事が短い期間に起こって、やることはたくさんあって、
ファミリーのメンタルケアもしながら、自分はどんどん負のスパイラルに
落ちるという堂々巡りの辛い時期を過ごすしかなくて。

アーチストは、それすらも作品に投影してしまうけど、辛い人は
世の中に沢山いて、誰かの寂しい心に刺さる歌ができたかもしれませんね。

2人の親友の死

起業家のジャマル・エドワーズの死

2022年の2月20日、イギリスの音楽業界でその名を知らぬ者はいないと
言われた若き起業家のジャマル・エドワーズは、コカインの摂取が引き起
こした不整脈によって、31歳という若さで急逝
しました。

イギリスの音楽業界(アメリカより多い気がします)のコカインによる死は
止まらないのでしょうか。


ジャマル・エドワーズが立ち上げたYouTubeチャンネルに取り上げられて
いなければ、自分の今のキャリアはなかったかもしれないとシーランは
言っています。
シーランが音楽のキャリアをスタートした音楽プラットフォーム「SBTV」
を設立した音楽起業家だった。

エドワーズの最後のInstagramのポストは、親友に向けたものだった。
「エド、誕生日おめでとう! 君と出会えたことに心から感謝している。
いつからなのか思い出せないほど、長い付き合いになったね。
これからも素晴らしい活躍で僕らを刺激してくれ!」っとコメントを
入れています。


シーランは最近発表した彼のトリビュート曲「F64」で、
恋人同士だと思われていた僕らは、世間知らずのブラザーだった
とラップしています。

18歳の頃、ロンドンで寝床を探していたシーランはエドワーズの家に泊めて
もらっていたのは有名な話です。
随分長く同居して一緒にホリデーに出かけたりしてたので恋人同士だと
音楽業界では噂されていたそうです。

エドワーズの死を知る前日の夜、シーランはスウィフトとジョー・アルウィンと
一緒にディナーをとりながら、翌日に予定されていた動画の撮影について、
エドワーズと打ち合わせをしていました。
その12時間後に、エドワードが亡くなりました。
親友のエドワードの死に深く傷ついたシーランは、負のスパイラルに陥っていく。

自分の中に広がっていく感情が、やがて鬱をもたらすことに気づいていく。
鬱は過去にも何度も経験してたけど、はっきりと自覚したのは、去年が初めて
だったと言います。
騙し騙し正常を保ってきたのですね。

前日まで一緒に話をしていた人が、突然亡くなる。
気持ちの持って行きようがないですよね。
それが大親友で恩人ならなおのことです。

エドワーズの死の直後、シーランはまた友人を失うことになります。

クリケット選手のシェーン・ウォーンの死

3月上旬に、オーストラリアを代表するクリケット選手の
シェーン・ウォーンが急逝した。
タイのサムイ島の別荘で心臓発作でした。

鬱の波が来ると鬱病経験者が言いますよね。
『大きな波に飲まれて、溺れかけているような感じ。』
という気持ちの波が襲ってくると。

ですが、この時父親になったばかりのシーランは、自分の感情だけを
優先してただ落ち込むのを父親としてしてはいけないと考えが変わった
そうです。
また、その状況に気づいたシーボーンは、シーランに助けを求めるよう
促し、生まれて初めて、彼はセラピストを求めたそうです。

親だからって力尽きる時もありますよね。

イングランドでは、日本と同じでセラピストにかかることは普通じゃない
と思われています。

誰かに話を聞いてもらって、罪悪感を覚えることなく、抱え込んでいるものを
吐き出すのって、すごく大切なことだと思うますが。
セラピーを受けたからって、何もかもが簡単に解決するわけじゃないという
考えをシーランは持ったそうです。
「ネガティブな感情は常にどこかに潜んでいて、
いつも目を光らせてなきゃいけないんだ」

イギリスではセラピーに対する懐疑的な見方が残るのに対し、
アメリカではセラピーを奇跡的な万能薬のようなものだとみなす風潮がありますね。
日本もイギリスの懐疑的とはまた違う意味で「精神病」というレッテルを貼られる、または自分でそう思うことで適切な治療を受けられない人が多いと思います。
「セラピーを受けない男性は、文字通り世代を代表するポップスターになる」
という(セラピーに懐疑的な男性による有害な行為をテーマとする)ミームが話題になるほどだ。
アメリカのように、「ちょっと話を聞いてもらいたい」人用の軽いセラピー
があるといいのになあっと思います。
🤓

鬱の克服

去年は常に、彼は2つのゴム製のリストバンドを身につけていました。

ひとつはエドワーズの葬式の場で配られたもの。
もうひとつは、2021年に逝去したオーストラリアの音楽業界の
要人マイケル・グディンスキが使用していたものだそうです。

去年のクリスマスに、シーボーンはシーランへのプレゼントとして、
ジュピターとライラの名前が内側に刻まれたブレスレットを贈った

今年の元旦に、シーランはリストバンドを外して家族のブレスレット
に付け替えたそうです。

「あの2つを外して、家族の絆の証であるこれをつけることに、
象徴的なものを感じたんだ」

前に向けたんですね!
病の時は支え合うのが大切ですね。
家族の支えは絶大です。
親友であり、愛する妻のシーボーンに支えられたシーランでした。

がんになった妻を支えてる思いだったと思うけど、自分もシーボーン
に支えられた。
きっと子供達の存在にも助けられたと思います。

家族の絆がっちりでしょう。

ミュージシャン足跡

エド・シーランのことは皆さんよくご存知だと思いますが、
ご存知ない方のために足跡をご紹介します。

時にはルーパーを扱った一人パフォーマンスも得意としており、
主にボイスパーカッションやギターなどをサウンドトラックに
組み込んで演奏している。尚、ルーパーは本人による特注のものです。

ルーパーとは?
ルーパーは生楽器を演奏しながら録音し、それを流しながら演奏する、ということの繰り返しであり、やっていること自体はリアルタイムの多重録音なのである。

ボイスパーカッションとは、打楽器の奏でる音色を、そっくりそのまま口で表現する技術である。 日本ではボイスパーカッションと呼ばれているが、英語ではVocal Percussion(ボーカルパーカッション)と呼ぶことが一般的。

16歳の時にロンドンに移住しスタジオや路上でライブ活動。
家賃を払えず、知人の家や路上で寝泊まりする生活も経験しました。

[2013年]
映画『ホビット 竜に奪われた王国』のエンド・クレジットに書き下ろし曲
「I See Fire」が使用される。

[2014年]
アルバム『x (マルティプライ)』は、イギリス・アメリカともにアルバム・
チャートで初登場1位を獲得、イギリスではプラチナ・ディスクに認定。

[2015年]
イギリスの大学ユニバーシティ・キャンパス・サフォーク (UCS) から
名誉博士号を授与される。

[2017年]
アルバム『÷ (ディバイド) 』は、音楽サイトで、“最も再生されたアルバム”
としてロングセールスを記録し、トップの座を掴んだ。
「シェイプ・オブ・ユー」はシングル、デジタルシングルセールスが2600万枚
を超え、ストリーミング数などと合わさり、合計3つのギネス世界記録を獲得した。

[2018年]
同級生だったチェリー・シーボーンとの婚約を発表
二人は子供の頃から友人で、初めて会ったのは11歳の時。
シーボーンは会計士で、2015年、同窓会で再会を果たし交際に発展。

[2019年]
世界中で3,800万枚以上のアルバムと1億枚のシングルをこれまでに売り上げたと
公表され、「世界で最も売れ行きの良いアーティスト」の1人と取り上げられた。
映画『イエスタデイ』に本人が、ミュージシャンのエド・シーラン役として出演。

[2017年から2019年]まで続いた『÷ Tour』は総計7億3670万ドルの興行収益、
総動員数815万684人の規模となり『史上最も成功したコンサートツアー』
1位となった。

[2020年]
9月には、チェリー・シーボーンとの間に、
ライラ・アンタークティカ・シーボーン・シーラン
(Lyra Antarctica Seaborn Sheeran)
が生まれた。
同年12月21日にファンへのクリスマスプレゼントとして「アフターグロー」を発表した。

子どものライラの名前に父方姓と母方姓も入ってるのですね。
悲しいこと続きだった中で誕生したBabyは何よりの贈り物ですね。

2023年北米ツアー

エド・シーランは現在「ザ・マスマティックス・ツアー」の北米公演を回っていて、
同時進行でより小さな14の会場で『-(サブトラクト)』ツアーも行っています。

Twitterによるとツアー途中でシーランは現地時間8月12日にミネアポリス郊外の「モール・オブ・アメリカ」で「ブロック・スペシャリスト」の仕事を手伝っています。
レゴストアの店員です。
レゴ専門家としてブルーのTシャツに名札付きのイエローのエプロン姿。
勤務中、エド・シーランはお客さんの援助を行い、サインに応じて、店舗の前でアコースティック・ギターで“‘Lego House”を披露して行きかう買い物客らを驚かせていた。

お客さんたちは大喜びですよね!!!
なんとも羨ましいことです。
生歌を即席アコースティックバージョンで聴けた人たちはなんてラッキー✌️
そして、ニンジン色の赤毛にLEGOの黄色いエプロンがよく似合うこと!

他にも、今回の米ツアーの最中エドは、意外な場所に出没しているとかで、
以前にはイリノイ州シカゴのホットドッグスタンド、
「ザ・ウィーナーズ・サークル」の店員も務めました。

エドは同地のソルジャー・フィールド・スタジアムでのライブ前に
客を侮辱することで知られている同店で勤務した。
そんな店あるんだ!

投稿された動画ではエドが笑顔でホットドッグを渡す一方で、他の店員ら
は評判通り、客を侮辱している姿が捉えられている。
そんなエドの勤務態度に対し同店は「親しみやすすぎる」と批判、
「この新人研修員は学ばなければならないことが山ほどある」
と不満を漏らしていた。(笑)

日本も芸能人を一般人の生活の中において驚かせるような番組がありますが
自分の生活中に、テレビの中の人が出てきたらすごいサプライズですよね!

アメリカのTVホームドラマにもこの手の店が描かれたりしますが、アメリカって面白い国ですね。

まとめ

2022年はエド・シーランにとってとても辛い事続きだったんですね。
たくさん傷ついて、悩んで、前を向けた人は優しさや感謝心を倍増させるように
思います。

鬱病は克服したというより、上手く付き合う方法を見つけたのでしょう。

優しい顔立ち、ソフトな語り口、基本的に穏やかな人間性だと思いますが更に
意識強く感じるようになったんですね。

実際、周りの人のインタビューの中で曲作りのパートナーであるマクデイドは、
「彼ぐらいのレベルにいる人の大半はそうじゃない。一緒に曲を書くたびに、
彼は自分がいかに感謝しているかってことを、ちゃんと言葉にするんだ」

と話すと言います。
ステージ終了後にステージ上で、チームのメンバーに感謝の気持ちを伝えり。

でもまだ過食症で自己嫌悪に陥ることもあるそうです。
その代わり、過食した以上に運動するそうです。
運動して、筋肉を作ると心身ともに健康になるって昔から言いますよね。

何かに落ち込んだり、辛いことが生じたら筋肉作れ!動け!って。
汗をかくことで、身体が疲れることで一瞬忘れることもできる。

「今はただ感謝しているんだ「生きている」ということに」
というエド・シーラン。

これから発表される新しいアルバムが楽しみですね。
苦悩している人はたくさんいます。
悩める人の一筋の光になりますように。
私自身の支えになるといいな〜っと思います。

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